現金管理の重要性

現金管理は会社の規模にかかわらず経理業務の基本です。
実際の現金有高と帳簿残高の一致を確かめることで。売上や経費の漏れがなくなります。
今一度、現金管理のルール化をしてみませんか?

現金管理の基本手順


①現金用の金庫を用意します。
 個人の現金と会社の現金を明確に区別するためにも、極力、社長が現金の受払をすることは避けましょう。 
 領収書のない支出には、支払証明書仮払申請書を利用します。
 個人事業者の場合は、「事業経費」と「家事費」を明確に区分しましょう。

②入出金の都度、会計システムに入力、または現金出納帳へ記帳します。

③毎日の締め後、伝票の場合には現金残高表(※)を作成します。 ※FXシリーズでは自動作成されます。

④実際の現金有高に基づき、現金収支日報(金種表)を作成します。

⑤現金の実際有高と帳簿残高を照合します。

⑥実際有高と帳簿残高が一致しない場合は、原因を究明します。
 それでも不明な場合は、一時的に仮払金または仮受金などで現金過不足の処理を行って残高を一致させ、
 後日、正しい勘定に振り替えます。

※現金管理は担当者を決め、毎日の締めの時間を決めて行うとよいでしょう。


まずは、自社にあったルールを作りましょう。

ポイントは、銀行振込や振替、キャッシュレス決済を活用により現金の受け払いを極力減らすことです。
現金の受け払いや精算が少なくなれば、記帳の誤りや計算の間違い、現金の紛失を防ぐこたができます。

 

キャッシュレス決済について

新型コロナ感染症の拡大に伴い、非接触の生活様式が求められつつあり、キャッシュレス決済を導入する企業が増えています。
キャッシュレス決済には次のようなメリットがあります。
社内での現金の扱いを減らして、経理業務の省力化や時代の波に乗っていきましょう。

⑴経費の支払いや社内精算に、口座引き落としや振り込みを利用した場合 
 ・現金精算や残高確認などの日々の業務が省力化され、経理ミスや現金の紛失などを防止できる。

⑵小売業や飲食業などのレジを利用している企業が導入した場合
 ・顧客との現金のやり取りが減少し、現金管理の手間が大幅に削減される。
 ・キャッシュレス決済を活用する消費者が増えることで、それに対応した事業者が選ばれる。

-キャッシュレス決済の例-
クレジットカードや電子マネー、デビットカード、交通系ICカード、スマホ決済、QR決済 etc.

事務所通信令和3年4月号より引用